ドービルのサラブレッド競売、今年は9月下旬の開催に

毎年8月にドービルで開催されるサラブレッドのセリ市が、今年は新型コロナウイルス危機の影響で、9月に延期して開催されることになった。9月24日から26日にかけて開催される。
このセリ市は、1歳までの未調教馬を対象に、仏大手Arqanaの主催により行われる。今年は、競合する英Tattersalls、アイルランドのGoffsとの協議の末に、9月に連続する形で3つのセリ市を固めて開催することを決定。主力である欧州外からのバイヤーが1回の旅行ですべてのセリ市を回れるようにした。ドービルでは450頭が出品される予定。
フランスでは毎年、4500-5400頭の馬が競売にかけられる。その95%を競走馬が占める。2019年の年間落札総額は1億8600万ユーロに上り、前年比で5%増加し、過去最高記録を更新した。内訳は、1億7800万ユーロが競走馬、700万ユーロが競技馬などとなっている。Arqanaが最大手で1億6500万ユーロを達成、Osarusが1100万ユーロでこれに続く。競走馬のうち、67%は駆歩競走用、33%が速歩競走用となっており、前者は頭数と落札価格とも上昇傾向が続いているが、後者は国際性が低いことから逆の推移をたどっている。落札者は46%が外国人で、英国、アイルランド、米国の増加が目立つ。Arqanaを経由して落札された1歳以下のサラブレッドの6割が、国内で引き続き調教されている。ドービルでは、2015年にドバウィを親とする牝馬(ノルマンディのレモンソー産)が260万ユーロで落札されたのが最高額となっている。欧州市場全体の2019年の規模は7億9400万ユーロで、最大手のTattersallsが市場シェア44%でトップ、Arqanaが21%、Goffsが14%で続くが、全部で10社を数えるに過ぎない。