アメリカンホスピタル、年末まで料金を引き下げ

パリ西郊ヌイイにあるアメリカンホスピタルは、新型コロナウイルス危機による国境封鎖の影響を受けて患者数が減少したことに対応して、年末まで料金を20%引き下げると発表した。アメリカンホスピタルは1906年に米国人コミュニティのために設立された病院で、米当局による認証を受けている外国の民間病院はほかに例がないという。芸能人、アフリカ西部諸国の要人、中東の富裕層など患者の30%は外国人が占め、収入の40%を上げる。ホテル並みの病室、「三つ星」シェフのヤニック・アレノ氏の監修する病院食など、富裕者の病院というイメージが色濃くある。実際、一部の治療検査を除いて、料金は、健保公庫が定める料金を上回る水準に設定されている。外国人患者の来院が途絶えたことにより、1500万ユーロの営業損失が記録されたといい、料金引き下げで、パリ首都圏の新患開拓を目指す。
一方、新型コロナウイルスの感染が拡大した時には、アメリカンホスピタルも他の民間病院と同様に対策に協力し、500人以上の患者(入院150人)を受け入れた。特別室に入院した患者も含め、個人負担を求めずに患者を受け入れた。