ComScoer(メディア調査・コンサル)によると、6月22日に営業が再開されたフランスの映画館では、再開以来の入場者数は延べ110万人となった。24日から30日の1週間の入場者数は90万人で、過去5年間の6月の週入場者数平均(130-220万人)を大きく下回ったが、ComScoerでは、宣伝費をかけた新作の上映が少ないことを考慮すると「満足のゆく結果」であるとコメントしている。ソーシャルディスタンスを確保するために映画館の座席数は減らされ、営業時間も短縮されている。ロックダウン前に封切られたマルタン・プロボ監督の「La bonne epouse」が17万人の観客を集めてトップにつける。なお、米国の大型作品は仏では封切が延期されており、上映されている映画の大半は仏映画が占める。
仏映画館の団体は、今のところは映画愛好家が映画館に足を運んでくれているとして、一般の人が早急に映画館に戻ってくることへの期待を表明した。