仏自動車部品メーカー、粒子状物質低減の新技術を市場に投入

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

仏Akwel(自動車部品)は、自動車から排出される粒子状物質を低減する革新的技術を用いた新システムを産業化する。この技術はTallano Technologieが開発したもので、ブレーキを使用するたびに放出される微粒子(ブレーキ摩耗粉塵)を吸引して、85-90%削減することを可能にするという。両社によると、現行規制は主にエンジンから排出される粒子状物質をフィルターによって回収することを義務付けているが、実際には走行中の自動車から排出される粒子状物質の多くはブレーキ摩耗粉塵が占めており、現行規制では、排出される粒子状物質の85%が野放しだという。
この技術の特許の有効期限は15年後に終了するため、両社はこれにあわせて15年間を最低限として提携合意を結んだ。2021年春から世界販売を開始するが、生産開始は2023年からになる見通し。