個人消費支出、5月に目立って回復

6月30日発表のINSEE統計によると、個人消費支出(サービス除く)は5月に、新型コロナウイルス危機発生前の2月の水準と比較して7.2%の後退となった。4月には、同じく2月比で32.0%の後退を記録しており、5月には顕著な回復を記録したことになる。4月は1ヵ月間を通じて外出制限が適用されたが、5月には11日に段階的な解除が始まり、家計がその後に消費を大きく増やしたことがわかる。
工業製品の個人消費支出は、5月に対2月比で14.0%の減少となった。耐久消費財は19.0%減と回復がやや遅れ、衣料・繊維も16.9%減を記録したが、その他の工業製品は4.0%減にとどまった。このほか、エネルギー製品は14.3%減、食料品は逆に4.1%増を記録した。
同じくINSEE発表の家計景況感総合指数は6月に97となり、前月の93から顕著に改善した。ただし、長期の平均である100を下回る水準が続いている。他方、消費者物価指数は6月に前年同月比で0.1%の上昇を記録(速報)。物価上昇の勢いは抑え込まれている。食料品は全体で2.3%値上がりした。生鮮品が11.0%の大幅な値上がりを記録したのが影響した。たばこも13.9%値上がりした。半面、エネルギー製品は9.3%の大幅な値下がりとなり、工業製品は全体で1.1%の値下がりを記録した。