エッフェル塔が営業を再開

新型コロナウイルス危機対策で3月13日から閉鎖されていたパリのエッフェル塔が6月25日から営業を再開する。第1展望台と第2展望台が再開するが、最も高い第3展望台の再開は7月15日からとなる。
エッフェル塔を運営するSETEのブランコルイボCEOによると、閉鎖の決定は数分で下せたが、営業再開に際しては見学者と従業員の安全を最優先し、新たな衛生安全対策を徹底させるために時間をかけたという。全員にマスクの着用を義務付け、30ヶ所に消毒用アルコールのディスペンサーを設置し、あらゆる要所に1300枚のステッカーで注意書きを掲示した。
密集を避けるために見学者の受け入れ数も大幅に減らし、第1展望台で750人まで(危機以前には2000人まで)、第2展望台で700人まで(危機以前は1200人まで)に制限する。エレベーターは7月1日から使用が再開するが、それまでは徒歩で登ることになる。ブランコルイボ氏によると、子どもづれでも普通のペースで登れば、第1展望台で5分間の休憩を入れても40分あれば第2展望台に到達するという。
なおエレベーターのかごに乗れる定員も通常は45人だが、7月1日の運転再開に際しては8人に制限し、その後に状況をみながら段階的に増やしていく予定。CEOは8月初めまでに正常化に漕ぎ着けることを期しているが、例年は7月と8月で入場料年間収入の3割程度を稼ぎ出すだけに、今夏の集客状況が今後の経営の行方を占ううえでも重要になる。3ヶ月超に及んだ休業はSETEにとり900万ユーロほどの収入欠損を招いたという。