医療関係者によるデモ、パリでは1万8000人が参加

6月16日には全国で医療関係者によるデモが行われた。主に賃上げを要求した。全国で220件のデモが行われ、合計で数万人が参加した。
デモは、CGT、FO、UNSAの各労組と、病院勤務者の連合組織の呼びかけで行われた。うち、パリで行われたデモには1万8000人が参加、CGTのマルティネーズ書記長とFOのベリエ書記長も参加した。公立病院の勤務者だけでなく、私立病院の勤務者や、高齢者施設の職員らの参加が目立ち、若年層の参加も多くみられた。なお、過激分子がデモ隊に紛れ込んだこともあり、一部では治安部隊との衝突が生じる場面もあった。
参加者らは、賃上げやキャリア向上の枠組み作り、病院定員数の引き上げ、人員の増強などを要求している。政府は、新型コロナウイルス危機の教訓を今後に反映させる目的で、5月25日に医療部門の全体会議を招集。その指揮を、労組CFDTのノタ元書記長に委ねたが、今回のデモは、この全体会議において発言権を強化することを目指して行われた。政府は7月初めにも具体的な提案をまとめる予定だが、賃上げの実施には50億ユーロを超える費用がかかるとみられている。