フランスなど4ヵ国、新型コロナウイルスワクチンでアストラゼネカと契約

フランス、ドイツ、オランダ、イタリアの4ヵ国はこのほど、英製薬大手アストラゼネカと契約を結び、同社が新型コロナウイルスのワクチン開発に成功した場合、4億本分を調達することを約束した。臨床試験が成功すれば、年内に供給が開始される見込み。
アストラゼネカは、オックスフォード大学が同定した候補AZD1222を用いたワクチンの開発を進めている。ワクチンは、コロナウイルスが体内に侵入する上で入口とするSタンパク質を生産し、抗体反応を活性化させる形で新型コロナウイルスへの免疫力を高める働きをする。アストラゼネカは4月末に最初の臨床試験を開始。現在は、英国、米国、ブラジルで3万人近くを対象とする臨床試験を行い、ワクチンの効果の確認を進めている。その結果が良好ならば、年内に製品の供給が開始できるといい、当初見込みよりも早く、ワクチンによる予防手段を展開することが可能になる。ベラン仏保健相は、一つの試みにすべてを賭けるのは危険であり、今後も複数のパートナーとの協議を続けると説明している。