仏政府は6月11日、旅客・貨物輸送車両及びそのエンジンが安全、公衆衛生、環境などに関する規則に適合しているか監視する部局「SSMVM」を発足させると発表した。ディーゼルゲート問題の発生後、欧州では健康及び環境の保護強化が決定され、各国は9月1日から監視体制を整えねばならない。SSMVMには500万ユーロの予算が付与され、車両及びエンジンに関する書類審査、テストなどを実施する。苦情や情報提供があった場合、追加調査も行う。違反が確認された場合は、警告から製品の破壊に到るまで一連の行政措置が予定されている。また、基準に適応していないエンジン1基毎に最大30万ユーロ、車両毎に最大100万ユーロという罰金も設定されている。