パリ副都心ラデファンスの新高層ビル「The Link」、プロジェクト開始へ

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェストエネルギー・環境レポート

仏建設大手バンシは6月11日、パリ副都心ラデファンスの新高層ビル「The Link」プロジェクトの開始を発表した。バンシは仏保険大手グルパマと3月14日に、8億5000万ユーロの建設契約を締結していた。このプロジェクトは、グルパマが保有する現GAN-Micheletビルを解体して「The Link」を建設するもの。2025年末の完成を予定する。
グルパマは3月に、仏石油トタルと入居に関する12年契約を締結済み。トタルは「The Link」を本社として利用する。「The Link」は高さ228メートル(50階建て)と165メートル(35階建て)のツインタワーから成り、両タワーは30階分がテラス形式の渡り廊下でつながれる。新型コロナウイルス禍にともなう労働形態の変化なども考慮し、トタルでは2年かけて、ビル内の整備案を検討する。