マスクのポイ捨て、罰金額が引き上げに

新型コロナウイルス対策で使用される機会が増えたマスクのポイ捨てが社会問題となっている。政府はこうした行為に対する罰金額の引き上げを予告した。6月中旬に施行される予定。
この措置は、プラスチック廃棄物の発生抑制などを目的とした循環経済プランの一環をなす。使い捨てのマスクは原料としてプラスチックが用いられており、プラスチック廃棄物による海洋汚染等の抑止策の一部として、この措置を決めた。同じ観点から、使い捨て手袋や吸い殻も対象となる。現行の罰金は68ユーロだが、これが135ユーロに引き上げられる。提訴を経て裁判所が命令する罰金刑の場合は、最高額が375-750ユーロまで上昇する。
これとは別に、新型コロナウイルスの感染への懸念がかなり薄らいだこともあり、マスクのだぶつきが目立ってきた。主に中国製の、不織布を用いた使い捨てマスクを好む人が多く、仏国内で1週間に2500万枚ほど製造されている布製のマスクの需要が目立って後退しているという。こうしたマスクは、400社ほどが急遽参入して生産を開始したが、値段が3-5ユーロと高く、20回の洗濯に耐えるとはいえ、1枚0.55-0.60ユーロの使い捨てマスクに押されている。政府は8日に会合を開いて対応を協議。利用促進の呼びかけや、輸出市場の開拓などの支援策を検討している。