警察による暴力糾弾のデモ、2万人が参加

パリ地裁(17区)前で1日午後に、警察による暴力の糾弾を掲げるデモが行われた。デモは無届けで行われ、当局は「医療緊急事態」宣言下にあることを理由にこの集会を禁止したが、警察側の集計で2万人が集まる大規模な抗議行動となった。参加者らが近隣の街路を実力封鎖するなどの騒ぎに発展、ポルトドクリシーでは破壊行動も発生し、治安部隊が介入する場面もあった。5人が逮捕された。
このデモは、2016年7月にパリ首都圏ボーモンシュルオワーズ市で憲兵隊による摘発時に死亡した黒人男性アダマ・トラオレさんの実姉らが組織する団体の呼びかけで行われた。団体側は、憲兵隊員による暴力行為があったと主張しており、数日前に米国で発生した黒人男性死亡事件を援用しつつ、どちらも治安当局による人種差別的な暴力事件であると糾弾した。トラオレさんの事件では現在、団体側と憲兵隊の側がそれぞれ、自らの主張に沿った医師の鑑定結果を提出して争っており、団体側は裁判を行って責任者を処罰するよう要求している。