パリ15区の「ボーグルネル」、営業再開へ

パリ行政裁判所は5月19日、パリ15区のショッピングモール「ボーグルネル」の事業再開を承認する決定を下した。これで20日からの営業再開が可能となった(飲食店と映画館を除く)。この件では、「ボーグルネル」の運営会社がパリ行政裁判所に緊急審理を請求していた。外出制限の解除後も、床面積4万m2を超えるショッピングモールの営業再開は原則的に禁止されており、4万5686m2の「ボーグルネル」もその対象に入っていた。行政裁判所は、「ボーグルネル」が2つの建物(それぞれ1万5000m2、2万3000m2)に分かれているほか、一部の商業スペース(7000m2)は入り口が一つで建物内の他の商業スペースへアクセスができない、などの特殊要因が十分に配慮されていなかったと判断して、営業禁止措置の適用停止を決めた。
パリの百貨店ギャラリーラファイエットやプランタン、パリのフォーラムデアルやパリの副都心ラデファンスの「レ・キャトルタン」のショッピングモールは営業停止の状態にある。一方、パリ・オスマン通りのギャラリーラファイエットは、3つの建物に分かれており、さらに工事により一部の売り場が閉鎖されているため、「ボーグルネル」と似たような状況であり、行政裁判所に訴えれば、営業再開の許可を取得する可能性が高い。しかし、ギャラリーラファイエットは訴えを起こす意向がなく、新たな外出制限緩和が実施される6月2日までの再開を目指す方針を表明した。