英国、フランスからの入国者にも隔離を適用へ

英国のジョンソン首相は5月10日のテレビ演説で、外国から空路で入国する旅行者に対して14日間の隔離を義務付ける方針を明らかにしたが、首相官邸は、同日中の英仏首脳によるテレビ会談により、フランスからの入国者には隔離を免除する見通しになったと発表していた。これは計画であって、確定した方針ではなかったが、フランスからの入国者だけを特別扱いすることが決定済みであるかに受け止められ、論議を招いた。しかし、首相官邸の広報官は15日、「フランスからの入国者に対する特別免除はない」と発表し、論議に終止符を打った。
いずれにせよ、欧州委員会は英国政府に対して、EUからの入国者に隔離を適用する場合には、EUのルールによりフランスのみを特別扱いすることはできないと警告していた。なお、ジョンソン首相は空路で入国する者を対象者にあげたが、その後、隔離は英仏海峡トンネルや海路で入国する者にも適用されることが明らかになっている。ただし、長距離輸送トラックの運転手や、科学研究者などの入国に対しては隔離が免除される見通し。隔離義務付けの開始時期は未定だが、5月末または6月初めと予想されている。