アフリカ:アフリカ経済委員会、封鎖解除戦略をめぐる専門家会合を開催

新型コロナウイルス禍に絡んで、アフリカにおける封鎖解除戦略を考察するための専門家会合が国連アフリカ経済委員会(CEA)の主催で5月7日に開催された。住民の健康と貧困層支援を優先事項とする社会面での施策と、生産・経済活動の再開を後押しするための経済面での施策が、アフリカ諸国で封鎖解除を効果的に進めるための鍵となると強調された。
アフリカ53ヵ国における新型コロナウイルスの感染者数は5万4122人(全世界の感染者の1.4%)、死亡者数は2058人にとどまる。アフリカは世界で最も感染の少ない地域だが、経済的な打撃は非常に大きい。アフリカの貿易は中国と欧州で感染が拡大するにつれて減速し、各国政府が3月に相次いで封鎖を決めて以来、経済活動は停止状態にある。世界銀行によると、アフリカ経済は今年、この25年来で初めてのマイナス成長となることが予想される。CEAは、アフリカ全体の封鎖が1ヶ月続いた場合、GDPを2.5%程度押し下げることになると試算するが、コロナ禍の影響による資源価格の下落や投資の減少は計算に入っていない。封鎖が食料安全保障に与える影響も大きく、経済活動の再開はアフリカ諸国にとっても死活問題となる。
南アフリカやルワンダでは封鎖が部分的に解除され、チュニジアやナイジェリアもこれに続いている。一方、アルジェリアのように、封鎖を一度緩和した後で一部商店の営業を再び停止した国もある。
La Tribune Afrique 2020年5月8日・10日