川崎病に似た疾患が子どもに発生:新型コロナが原因か

欧州各国で、川崎病に似た症状の疾患が子どもに発生しており、新型コロナウイルスとの関連性に関する調査が開始された。血管に炎症を引き起こす川崎病は、子どもを中心に発生するが、その原因は判明していない。主な症状としては、腹痛や下痢、心筋炎などが挙げられる。フランス、英国、イタリア、スペイン、スイスといった国々で発生していると伝えられている。
この疾患について、英国のハンコック保健相は、「新たな疾患は、新型コロナウイルスにより引き起こされる可能性があるが、確実というわけではない。なぜなら、患者の中には、新型コロナ検査で陰性のものもいるからだ。現在調査中だが、懸念している」と述べた。一方、ベラン仏保健相も、「新たな疾患を深刻に受け止めている。現状では医学的な説明はまったくなく、新型コロナウイルスによって引き起こされたものなのか、別の疾患なのかわからない」とコメントした。
仏地方紙「ラ・デペッシュ・デュ・ミディ」によると、仏では、パリ周辺地方で約20件の症例が見られた。専門家によると、患者の年齢は2歳から10歳の間で、目立った病歴はなく、持病もなかったという。