3月の失業者数、前月比で7.1%増:過去最大の増加幅に

ポール・アンプロワ(ハローワーク)の集計によると、3月の失業者数(マヨット海外県除く)は373万2500人となり、前月比で24万6100人、率にして7.1%の大幅増を記録した。1996年に現行統計が開始されて以来で、1ヵ月間の増加幅としては最大となった。ちなみに、これまでの最大記録は、経済危機後の2009年3月に記録した7万7300人増だった。
当該月に一定の就労実績がある失業登録者(カテゴリーB及びカテゴリーC)は、3月に6万8600人の減少(3.1%減)を記録した。これを合算した失業者総数は585万5100人となり、前月比で17万7500人の大幅増(3.1%増)を記録した。こちらも新記録で、これまでの記録は2009年4月の8万6300人増だった。
これらの数字は、外出制限下で、一定の就労実績があった人々が職を失ったことを示している。また、3月には、派遣契約の終了に伴う新規登録が4万5300人増(前月の約2.5倍)を記録、短期契約の終了に伴う新規登録も2万9800人増(27.5%増)を記録した。半面、解雇に伴う新規登録の数は前月並みで安定して推移している。これは、一時帰休の利用拡大により解雇が抑止された効果と考えられる。失業者数の増加は、とりわけ、企業による採用の手控えに由来するところが大きく、失業登録終了数は17万人分となり、29%の大幅減を記録した。
ペニコー労相は3月の統計について、大量の解雇は発生していないと強調。新型コロナウイルス禍という特別な状況にあわせて、失業者の収入保証に配慮する意志を示し、5月に失業手当の給付終了を迎える者について給付を延長すると予告した。また、労使との間で、失業保険の規則を特別な状況にあわせて見直すための協議を行う考えも示した。