「お徳用」はお得ではない=消費者団体調査結果

消費者団体フードウォッチはこのほど、量販店における欺瞞的な価格設定に関する調査結果を公表した。数量が多い「お徳用」パックの方が、レギュラーサイズの製品より価格が高く設定されている事案を公表した。
フードウォッチは、外出制限下の現在は、スーパーマーケットにおいては価格を見比べて商品を選ぶことができる状況にはないことを挙げて、各社に対してこのような欺瞞的な価格設定をやめるよう呼びかけた。
実例を挙げると、例えば、ダノン社製のプレーンヨーグルトは、ルクレールにおいて、4個入りが0.73ユーロ(1kg当たり1.46ユーロ)、8個入りが1.58ユーロ(同1.58ユーロ)で、サイズが大きい方が8.2%高い。この例では、量が2倍であるから比較計算はかなり容易だが、モノプリにおける食パン(「ハリー」ブランド)の例では、500gが1.65ユーロ(1kg当たり3.30ユーロ)、650gが3.83ユーロ(同2.49ユーロ)で、店頭での比較計算はやや難しい(16%高)。この種の事案は、スーパーあるあるの古典でもあり、今回の調査でも、すべての食品小売大手において事案が報告されている。
会社側の反応は、「レギュラーサイズの方も値下げをしたのですが、手違いで反映されていませんでした」(モノプリ)などの言い訳派と、「レギュラーサイズの方が異例の勉強価格なのです」(カルフール)などの居直り派、あとは取材拒否に大別される。価格表示が正しくなされていれば犯罪にはならないため、会社側には特に悪びれた風はない。フードウォッチは、各社にこうした慣行をやめるよう要請する書簡を送付し、消費者に対しては、事案を見つけたら通報してほしいと呼びかけた。