ボッシュ、仏ロデズ工場で生産を再開へ

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

独自動車部品大手ボッシュは仏ロデズ(アベロン県)の工場で、4月14日から生産を徐々に再開する。4月8日の労使会合後に再開を従業員に予告したことを、工場の責任者がAFP通信に伝えた。同工場はディーゼルエンジンの燃料噴射装置を生産しており、従業員数は1400人。フランスで新型コロナウイルス対策の封鎖措置が3月17日に導入された後、多くの従業員が就労拒否権を行使したため、操業を停止している。
同工場の生産は2チーム体制で行われており、14日から就労を再開するのは140人程度の見通し。同時に工場内で働く人数は最高で100人程度だという。経営者側では消毒液、マスク、手袋などを用意し、密集を防ぐために勤務時間の調整にも努めて、感染防止に留意するとしているが、労組は従業員の健康よりも経済的利益を優先する決定だと受け止めて反対している。