新型コロナ以外の受診が3-4割減、政府は「診察先延ばしは危険」と警告

新型コロナウイルス対策で出された外出制限が長引く中で、医師の診察を受ける人の数が減少している。外出制限を遵守するあまりに診察を受けるのを見送ったり、ウイルス感染を恐れて診察を避ける人が増えているものと考えられる。医師会の報告によると、全国の診察件数は平均で3割から4割の減少を記録している。ベラン保健相は4月6日、新型コロナウイルス感染症以外の疾病について、診察を先延ばしにせず、医師にただちに相談するよう、国民に対して呼びかけた。体調不振があるのに診察を先延ばしにした場合には、患者に重大な不利益が生じる恐れがあると強調した。
患者が診察を手控える動きは、新型コロナウイルスの感染が目立つ地域(グランテスト、パリ首都圏、オードフランスなど)にとどまらず、他の地域(オクシタニー、ヌーベルアキテーヌなど)でも目立っている。最初に症状が出た時点ですぐに医師の診察を受けず、症状が悪化して重症で病院に入院する人も見受けられるようになっているという。慢性疾患の患者については、政府は処方箋の延長を決めて、診察を受けなくても服薬を継続できるようにした。政府はまた、遠隔診察の利用拡大で対応力を強化する考えで、パソコンなどを使えない高齢者にも配慮して、電話による診療も許可した。医師会では、現時点での診察の見合わせの影響は遅れて発生すると指摘、その影響を予見してしかるべき対応を準備することが必要だと提言している。