PSA、30億ユーロの融資を確保

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

仏自動車大手PSAは4月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として、複数の銀行から総額30億ユーロのシンジケートローンを獲得したと発表した。返済期限は12ヶ月間だが、1四半期ないし2四半期の延長が可能。同社の手元資金は潤沢だが、COVID-19危機のさなかで伊同業フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との統合計画の実現を危ぶむ向きもある。同社はこの融資について、「例外的な状況に対処し、将来を準備する能力を強化する」ことが狙いであり、自社の財務の強固さに対する取引銀行の信頼の証でもあると説明した。