郵便局、配達を週3日に制限

仏ラポスト(郵便局)では、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念する労組からの要求に応じて、30日から配達を火曜日、水曜日、木曜日の3日間に制限する措置を導入した。新聞雑誌業界では、ラポストは新聞雑誌の配達を維持するためとして年1億ユーロの補助を受けていることを指摘し、配達制限に猛反発した。
なおラポストはRSA(生活保証手当)、住宅手当、家族手当などの各種社会保障の給付金の支給窓口として大きな役割を果たしており、これらの給付金は通常では毎月5日に支給されるが、4月は5日が日曜のため、6日(月)に支給される予定だった。しかし、政府は4月分の支給を4日(土)に前倒しすることを決めた。ラポストを利用して給付金を受け取る受給者は200万人を数え、このうち150万人が郵便局に出向いて、窓口またはATMで給付金を引き出している。政府は4日の支給を決めたが、ラポストでは先週に続き土曜日の営業を予定していない。このため銀行カードを所有している受給者に対してはATMでの引き出しを呼びかけている。一方、実際に窓口で給付金を受け取る顧客の50万人は支給後3日間で引き出しを行っており、窓口の混雑が予想される。このため、ラポストでは、6日から開所する郵便局を250ヶ所追加すると発表。全国7700ヶ所の郵便局のうち、政府の外出制限令が出された17日以降、業務が維持されている郵便局は1600ヶ所であり、追加により事業を行う郵便局は1850ヶ所とする。そのため、窓口業務以外の職員から希望者を募って、新たに2万人を窓口業務に配置する。