2019年12月17日 編集後記

投稿日: カテゴリー: 編集後記

17日の午後にパリのシャンゼリゼ大通りに近い路上で、子供連れの女性が運転する小型車(スマート)が、道路を渡ろ うとした2人の若い女性を引きそうになり、口論に発展、ドライバーの女性が歩行者の2人を刃物で刺し、1人に重傷を負 わせるという事件が発生した。犯人は逃走しようとしたが、渋滞に阻まれ、数十人の群衆に包囲された末に、駆けつけ た警察に逮捕された。捜査によると、加害者はアヘン、被害者のほうはコカインと大麻を使用していたというから、口 論が傷害にエスカレートした一因は麻薬にありそうだ。単なるジャンキー同士の揉め事といえなくもないが、フランス での麻薬使用の日常化が改めて懸念される。なお犯人は問題地区として悪名高いセーヌサンドニ県(パリ北郊)に住む Fathia R.(41)。名前からイスラム系と推察され、イスラム教徒や移民系住民のイメージをさらに悪化させることにも おおいに貢献した。ブラボーと褒めておきたい。3面記事的ではあるが、年末のフランスの殺伐とした空気を反映した事 件で、気が滅入る。