2020年1月21日 編集後記

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仏独共同の公共テレビ放送局アルテがこのところ森林特集を催し、数週間にわたり森林保護に関連性のある映画やドキ ュメンタリーを放送している。実際に森林に行く機会はめったにないが、せめて映像で楽しもうとこのところはもっぱ ら同局にチャンネルを合わせているが、もともとこの局では朝から自然環境や動植物に関するドキュメンタリーが豊富 で、月並みな感想ではあるが、見るたびに生物界の多様性や複雑性に感動せざるをえない。ナマの自然界と一定の距離 を置かないと快適な暮らしを享受できないうえに、ポータブルの自然環境ともいうべき自分の身体すら正常に保てない のがヒトという動物種の悲しさだが、距離を保ちつつ自然界を覗き見るチャンスを与えてくれる映像のありがたみが身 に染みる。そういえば、先日、電車の中で話しかけてきた写真家だというきさくな女性は、昆虫の感情について研究す る研究者グループに協力して撮影する仕事に向かうところだといっていた。いかにも楽しそうな仕事で、羨ましい限り である。健闘を祈りたい。