フランスではマクロン大統領が16日20時のテレビ演説で、遂に新型肺炎に対する「戦争」を布告、17日から外出制限を 徹底させる方針を明らかにした。16日の22時頃に外に出てみたら、犬を散歩させる人以外は街路にほとんど誰もいない。 自動車が通行しないので、空気もきれいに感じられた。パリにいてもなんだか小さな田舎町にいるかのような印象だ。 これが数週間続くのは悪くない。イタリアやスペインも似たような封鎖措置を講じている模様だし、欧州の南側はいま やかなり静まりかえっているのではないか。戦時というにはあまりに平和で、本物の紛争地帯に暮らす人に申し訳ない が、少し落ち着いてものを考えるには良いチャンスになりそうだ。ウイルス騒動がおさまっても、こうした街の光景は しばらく持続して欲しいものだ。人間の愚かしさや傲慢さを撒き散らす人ごみや喧騒にはつくづくうんざりである。