マクロン大統領、ミュルーズ市を訪問:新型肺炎対策で団結を呼びかけ

マクロン大統領は3月25日、新型肺炎の被害が深刻なミュルーズ市を訪問した。同市の病院に近い場所に設置された軍運営の「野戦病院」などを訪問。同日夜には、テレビを通じて演説を行った。大統領はこの中で、医療関係者をはじめとして新型コロナウイルス禍の中で対策に協力する国民たちに感謝の念を表明。また、危機的状況にある今こそ、団結と連帯の精神で一丸となって対策を推進しようと呼びかけた。大統領は具体的に、医療関係者と、対策にかかわる公務員に対して、残業手当の増額と特別手当の支給を約束。その金額については明らかにしなかった。また、危機が収束し次第、長期的な見地から、病院・医療部門に大規模な投資を行い、拡充を図ると約束した。大統領はさらに、軍を投入した作戦「レジリアンス」を開始すると発表。公共サービスの維持と国民の援助を目的とした作戦を展開すると説明した。その一環で、海外県のレユニオン島とアンティル諸島にヘリ空母を派遣すると予告したが、作戦の詳細については説明しなかった。軍は既に、アルザス地方など被害が大きい地域から、まだ余裕のある地域への患者の移送に着手しているが、26日からは、高速鉄道(TGV)の特別車両を用いた移送が開始される。