フランスの運輸省は3月23日、新型コロナウイルス危機を考慮し、乗用車および小型商用車の車両検査の期限について、3ヶ月間の猶予を導入すると発表した。トラックや公共交通車両の検査期限についても15日間の猶予を適用する。24日の官報で省令として発令する。
これは自動車業界が政府に要請していた措置で、業界団体のCNPAは即座に歓迎した。検査の期限を迎えた自動車のオーナーが車検切れによる罰則を恐れて、車両検査場に行けば、検査場の従業員にもドライバーにも感染のリスクが及ぶことを懸念する声が業界から出ていた。