新型肺炎:仏政府、ルルドの聖域の閉鎖を決定

新型コロナウイルス感染拡大防止措置の一環で、カトリックの巡礼地ルルド(オートピレネー県)の聖域が3月17日正午から閉鎖された。閉鎖期間は未定。ルルドには毎年数百万人が巡礼に訪れるが、病気の治癒を願う巡礼者の訪問も多い。それもあって、聖域内では3月の初めから泉の閉鎖をはじめとする対策が講じられていたが、政府による外出制限の決定を受けて、聖域全体の閉鎖に踏み切った。司祭は聖母が出現したとされる洞窟で9日間にわたり祈りを捧げ、その様子はテレビ、SNSで中継される。聖域は2013年、洪水のため3日間閉鎖されたが、無期限で閉鎖されるのは歴史上初めてという。
オートピレネー県内の観光業界は深刻な打撃を受けている。すでに、4月に巡礼を予定してた人々のうち45%が訪問をキャンセルした。また巡礼者の大半が利用するタルブ・ルルド・ピレネー空港は操業規模を縮小。オートピレネー県はまた、冬場はスキー客で賑わうが、今年はウイルス騒ぎで予定より早くスキー場を閉鎖している。