新型肺炎:政府、外出制限の強化を検討か

新型コロナウイルスの感染確認数は、3月19日の1日間で1861人に上った。連日のように最多記録の更新が続いている。累積の感染者数は1万995人となり、1万人を突破した。19日の死亡者数は108人で、累積の死亡者数は372人に達した。19日時点で入院者数は4461人となり、うち1122人が集中治療室に入院している。
外出制限が導入されてから、20日で4日目となるが、外出制限の効果で感染の勢いが鈍るまでにはまだ時間がかかるものとみられている。ベラン保健相は20日付のルフィガロ紙とのインタビューの中で、現時点の国内の感染者数を2万人程度とする予測を示した。のみならず、外出制限の徹底が不十分とする見方が広がっており、マクロン大統領も19日、訪問先のパスツール研究所で、「たくさんの人が公園や浜辺に行ったり、公営市場にたくさんの人がいたりと、国民は趣旨を理解していないようだ」と述べて、憂慮の念を示した。政府は20日午前に対策会議を招集するが、この際に、外出制限の厳格化を含む新たな措置が決まる可能性がある。すでに、地域単位の決定により、地中海沿岸の海岸への立ち入りは禁止され、大西洋沿岸でも禁止措置が広がっている。政府は20日の会合では、「医療非常事態」の発動を決める可能性があるほか、夜間の外出禁止令等が決まる可能性がある。なお、外出制限は「少なくとも15日間」の予定で導入されたが、これが延長されるのは必至とみられている。