高速鉄道(TGV)東線で脱線事故

ストラスブール発パリ行きの高速鉄道(TGV)が5日に脱線事故を起こした。運転士が重傷を負い、乗客乗員のうち21人が軽傷を負った。列車には乗客348人が乗っていた。
事故は7時45分頃に発生。列車はストラスブール駅を出て、同じバラン県内のインゲンハイム市近郊を通過中に、先頭の機関車から4両目までが脱線した。事故当時、列車は時速270kmで走行中だった。列車は横転しなかったが傾斜し、乗客の証言によると、バラスト(線路の砂利)が飛散し、窓ガラスが破壊されるなどの騒ぎになった。負傷者はごく軽傷の者がほとんどだった。運転士は胸部圧迫で重傷を負い、入院したが、命の危険はないという。
事故が発生した現場は、高速鉄道専用の線路だったが、数日来の降雨のためか、線路に沿った斜面が土砂崩れを起こしていた。これが脱線の原因とみられている。当局は事故原因の究明のための調査を開始した。列車の運行は両方向とも事故区画を迂回して再開され、同日には大幅なダイヤの乱れが生じた。