新型肺炎:5日には138人の感染が新たに確認

仏当局の発表によると、3月5日の1日間で、国内では新たに新型肺炎の感染者が138人確認された。同日には3人が死亡した。いずれも、1日間の数字として最多となった。これで、最初からの累積感染者数は423人に、また死亡者数は7人に達した。5日夜現在で23人が重篤な状態で入院している。また、感染はこれで本土の全地域圏に広がった。
感染が目立っている場所の一つであるミュルーズ市(オーラン県)選出のレイツェール下院議員(68)も同日に確認された感染者の一人に数えられる。国会議員の感染はこれが初めて。ミュルーズ市における感染は、宗教団体の会合が発端だったと考えられているが、その会合に参加していたRATP(パリ交通公団)の職員1人の感染も確認された。この女性職員は、メトロ6番線の駅で切符販売の窓口係を務めていた。RATPではこのほか、路線バスの運転手1名の感染が確認されている。
感染の拡大を踏まえて、政府は、現在の第2段階(国内発生早期)から第3段階(感染拡大期)に切り替えて、対策を見直す準備を進めている。数日中にも切り替えが決まる可能性があるものとみられている。第3段階において導入される措置がどのようなものとなるのかは不明な点も多いが、地域単位で交通機関の運営停止や、教育機関等の閉鎖、集会等の制限(現在も、5000人以上が集まる屋内イベントの開催は禁止されている)が決まる可能性がある。また、医療体制としては、症状が軽微な患者を病院に収容せず、自宅で治療を行う形に切り替えるなど、対応のあり方が見直されるという。