極右RN、財政難に直面

極右政党RNが財政難に陥っている。2日には、元職員が、債務を履行させる目的で政党の清算を求める請求を、ナンテール地裁に対して起こした。
この職員、ミカエル・エルマンジェ氏は、2018年1月に党の運営を批判するコメントをメディアを通じて発表。党との間で訴訟に発展したが、不当労働行為の被害を受けたという主張が認められ、2万ユーロ余りの損害賠償を勝ち取っていた。その履行がなされていないことから法的手段に訴え、執行官を通じて同党の銀行口座の残高照会を行ったところ、十分な金額がなかったことから、清算を通じて債務の返済を求める訴えを起こしたという。党の側では、2000ユーロの月賦払いとすることを決めて半分は支払ったと説明、あと6ヵ月ほど待てば完済になるのに訴訟を起こすのはおかしいとコメントしているが、エルマンジェ氏側は、半分も支払われていないし、そもそも一方的に月賦払いとすることを決めるのは違法だとし、2000ユーロという金額の設定自体が、党の窮状を物語っていると反論している。
RNは、年間に500万ユーロの政党公的助成金を支給されているが、各種の係争に加えて、債務水準が極めて高く、資金繰りに行き詰まっている。党は国民から募金集めを開始したが、窮地を乗り越えられるか疑問視されている。50人程度の職員の年間人件費が350万ユーロと極めて大きいなど、党の運営のあり方には、エルマンジェ氏のようなかつての「中の人」によるものを中心として、批判の声が絶えない。