新型肺炎:政府は一連の感染予防対策を決定

新型コロナウイルスCovid-19の仏国内の感染者数は2月29日の時点で100人に達した。政府は同日、臨時閣議を開き、感染予防のための一連の決定を下した。
29日に新たに確認された患者数は43人で、国内の累積感染者数は100人に達した。うち12人は治癒しており、86人が入院中、うち9人は重篤な状態となっている。死亡者は2人となっている。クラスターとなっているのが、パリ北方のオワーズ県と、オートサボワ県(アルプス山脈地方)のラバルムドシヤンジ市で、オワーズ県内では累積感染者数が36人(うち18人が29日に確認)、ラバルムドシヤンジ市では累積感染者数が9人(うち3人が29日に確認)に達している。
政府は、感染の拡大を遅らせ、さらには終息に向かわせることを目的として、一連の特別措置を決定。まず、5000人を超える人が集まる屋内のイベントの開催を全国で禁止することを決めた。これに従い、パリ市内で開催中だった国際農業見本市を1日短縮し、2月29日で打ち切ることを決めた。また、屋外イベントではあるが、多数の地方から人が集まる特殊性に鑑みて、3月1日に予定されていたパリ・ハーフマラソンの開催を中止にした。また、不急不要の旅行、特に外国旅行を控えるよう、国民に呼びかけた。さらに、クラスターとなったオワーズ県内のクレイユ市など9市と、ラバルムドシヤンジ市では、極力外出を控えるよう指令し、すべての集会の開催を禁止、小中高校も休校とし、宗教施設における儀式等も当面の間中止された。感染予防の啓蒙キャンペーンも開始、挨拶の慣行の見直し(握手、頬の接触をしない)、頻繁な手洗いの励行、咳エチケットの徹底、感染の疑いがある場合に外出を控える、などを呼びかけている。