パリ五輪選手村建設、建材の50%が木材に

2024年パリ夏季五輪の選手村建設では、木材利用を全体の50%とする条件が設定された。木造建築の関連業界は事業機会の拡大と認知度の向上に期待を寄せている。
当初は、木材利用を80%にするとの野心的な目標が掲げられていたが、これが50%へ下方修正された。28メートル未満(9階建てまで)の建物について、骨組みを木材とすることが義務付けられたが、それよりも高い建物にそれを広げるには特定の許可が必要になり、時間がかかることに配慮して、目標が低めに見直された。その一方で、木材の50%以上を国産とする旨が定められており、これを満たすためには、3万-4万立方メートルの国内産木材を確保する必要があると推定されている。
選手村は、パリ北郊のサンドニ、サントゥアン、イルサンドニの3市にまたがり整備され、26万平方メートルが整備される予定だが、これまでに16万平方メートル分について施工業者が選定されている。2023年末の引き渡しがデッドラインとして設定されており、費用の膨張も封じられる厳しい条件の中で、木材を多用することが求められる。