フランスで新型肺炎への懸念が高まる

フランスでは、隣国イタリアで新型肺炎の感染が拡大しつつあることに懸念が高まっている。ベラン新保健相は2月23日、新型肺炎の新感染者は出ておらず、これまでの感染者は12人(うち死亡1人)に止まっていると説明した。保健相は新患者が今後出る可能性を否定しなかったが、感染拡大に向けた対応を準備していると述べた。保健省は21日に、病院、開業医などに向けた「Covid-19流行リスクへの対応法」ガイドを再版した。感染症取り扱い指定病院が患者を受け入れるが、それ以外の病院での患者受け入れ、感染検査の全国的実施などが準備されつつある。2月24日付のパリジアン紙によると、38病院がこれまで患者を受け入れ機関として指定されていたが、これに70病院が追加される。感染検査の実施能力も3倍に増やされる。パリの病院では日400件の検査体制であり、マルセイユの専門機関でも日1000件の検査ができる体制を整えた。さらに国は、医療従事者向けに接触3時間以内の防御を可能とするFFP1 2(指定防護係数APFが10)のマスクを数千万枚注文する。