中国進出のフランス企業、新型肺炎で逆境に

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

大使館や商工会議所などが共同で、中国に進出するフランス企業を対象に行った調査結果がこのほど発表された。新型肺炎により厳しい状況に直面している様子をうかがわせる結果になった。
中国には、フランス企業2100社が進出しており(香港除く)、雇用数は48万人に上る。今回の調査は、様々な分野の466社を対象に行われた。うち83%を中小企業が占める。これによると、1-6月期に売上高が最大で50%減少すると予想する企業は、全体の61%を占めた。特にサービス業で状況は深刻で、同部門では、「最大80%の減収」を予想する企業が全体の18%を占めている。中国旅行を斡旋するトラベルストーン(北京)の場合、足元の旅行はすべてキャンセルされ、本来なら夏の旅行の手配が立て込むこの時期にも全面的に低調だと証言している。半面、半数程度の企業は、3月末までには事業が上向きになり、受注残も通常の80%程度まで回復すると予想しているが、これは願望の現れとみることもできる。現段階では、現状を乗り切るのに必要な運転資金の水準を把握するのは難しいが、回答があった企業に限ると、零細企業で20万ユーロ、中小企業で100万ユーロが平均で必要になるとみられている。夏を越せない企業も出てくるとみる向きもある。