中国での新型肺炎の感染拡大で、懸念される医薬品不足

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

在中国の欧州商業団体「European Union Chamber of Commerce in China」は2月18日、中国での新型肺炎の感染拡大が早期に解決しなければ、医薬品が世界的に不足する事態となると警告した。特に抗生物質が不足することへの懸念を表明した。仏保健衛生・医薬品部門の公的団体アカデミー・ナシオナル・ド・フランスも12日に、欧州で使われている医薬品の有効成分の80%は欧州経済領域以外(大半はアジア諸国)で製造されていることを指摘して、新型コロナウイルス問題がフランス及び及び欧州の保健衛生に大きな脅威となり得ると警告した。
これに対して仏製薬大手のサノフィは、中国国内の製薬3工場のうち2工場は生産を再開したとして、懸念払拭に努めた。医薬品の有効成分については、中国以外の他の国からの調達を示唆した。スイスの同業ノバルティスも在庫は十分にあると表明した。ただし、中国政府が感染防止のために出勤を禁止する措置を長期に渡り続けた場合、先行きは不透明だという。仏医薬品規制当局(ANSM)は政府の要請を受けて、状況をコントロールすることに向けた取り組みを開始した。