トマトに感染のウイルス「ToBRFV」、フランスにも被害か

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フランスで初めて、トマトに被害を及ぼすウイルス「ToBRFV」の疑い例が発見された。フィニステール県(ブルターニュ地方)内のハウス栽培のトマトから疑わしい兆候が発見された。正式な検査結果は2月24日に公表される予定で、それまでの間、問題のハウスは閉鎖され、消毒等の防染対策が実施された。
ToBRFVは人体には無害だが、トマト栽培には最大100%という壊滅的な打撃を及ぼす。立ち枯れと実に部分的な硬化を生じさせるのが特徴で、パプリカやトウガラシなどにも感染する。このところは欧州の近隣諸国で感染が広がっており、仏当局も2月初頭の時点で感染のリスクを警告していた。
ToBRFVは、2014年にイスラエルで初めて発見された。2018年にはメキシコ、米国、イタリア、ドイツで感染が発見され、その後、中国、トルコ、ギリシャ、オランダ、英国、スペインでも発見された。米国とドイツでは、感染した温室の植物を全面廃棄する対策を徹底し、感染を排除することに成功している。