パリ市議会選挙、LREM公認候補にビュザン保健相

パリ市議会選挙の与党LREM公認候補だったグリボー氏が性的動画流出事件を理由に辞任した件で、LREMの候補公認委員会は16日午後、アニェス・ビュザン保健相を新たな公認候補として任命することを決めた。ビュザン保健相はこれを受けて、選挙キャンペーンに専念することを理由に保健相の職を辞すると発表。大統領府はその後任として、オリビエ・ベラン下院議員を指名した。
統一市町村選挙は第1回投票が3月15日に予定されており、既に1ヵ月を切っている。グリボー前候補は苦戦が目立ち、トップを行く現職のイダルゴ市長(社会党)とそれを追う保守野党の共和党のダティ候補の有力2候補との間の差が開く一方だった。ビュザン保健相は難しい局面で後任を引き受けたことになるが、パリで生まれ育ち、パリで医師として勤めたその経験を有権者にアピールし、挽回を狙うことになる。LREMを割って出たビラニ候補と決選投票において協力ができれば勝機もあるという計算から、ビラニ候補が話し合いに応じそうな人物という観点から、マクロン大統領がビュザン氏の人選を決めたものと見られている。
保健相の後任となったベラン下院議員は、もとは社会党の所属で、2017年以来、LREMの所属議員となった。医師出身で社会保障会計予算法案の下院報告者などを務めた。