マクロン仏大統領、アルプス山脈地方を訪問して環境政策をアピール

マクロン大統領は2月12日と13日の両日、アルプス山脈地方を訪問した。環境政策に対する意欲を示す機会になった。
大統領は12日、「環境防衛評議会」の4回目の会合を招集し、関係閣僚と気候変動対策等について協議した。大統領はこの会合後、直ちにアルプス山脈地方の訪問に出発。大統領はまず、メール・ド・グラスと呼ばれる氷河を訪問。温暖化によりこの数十年で120メートルも薄くなった氷河を専門家らの案内で訪問し、気候変動対策の重要性を訴えた。大統領は13日にはシャモニーを訪問し、新設のOFB(生物多様性局)の職員らとの会合などに出席。モンブランの環境を保護する規則強化とその実効ある遵守の徹底を図る考えを示した。OFBは、生物多様性庁(AFB)と狩猟・野生動物局(ONCFS)の統合により発足した機関で、前者が担当していた河川等の管理と、後者が担当していた密漁対策や野生動物の保護等の職務を一元的に担当する機関となった。2800人の職員のうち、1900人は司法警察官の権限を付与され、容疑者の逮捕を除いて、環境関連の犯罪行為の摘発や捜査を担当する「環境警察」としての役割を果たすことになる。政府は、OFBにより全国をくまなくカバーすると共に、OFBのガバナンスに、農民、ハンター、漁民、環境保護団体など、環境関係の時に対立する勢力をすべて参加させることで、生物多様性の保護において協力体制を確立することを目指す方針。