現金引き出しの銀行間手数料、大幅に引き上げ

経済紙レゼコーが12日に報じたところによると、フランスにおける決済カードを運営するコンソーシアムGIE CBは1月1日付で、現金引き出しに係る銀行間手数料を大幅に引き上げた。現金引き出しに用いられたカードを発行した銀行が、引き出しがなされたATMを管理・運営する銀行に対して支払う銀行間手数料が、1回につき57ユーロセントから89セントへ引き上げられた。56%の大幅な値上げとなる。この改定は競争当局の承認を得て、1月1日付で施行されたという。
同手数料は、競争当局の指導を経て2011年に57セントへ引き下げられ(20%の引き下げ)、そのまま据え置かれていたという経緯がある。この引き下げは、消費者への利益の還元を目的としてなされたが、今回は逆に、ATMを運営する銀行の費用負担に配慮し、引き上げが決まった。現金の利用は減少する傾向にあり、ATMの運営に係る費用負担は相対的に増大しているが、そうした中で、自前のATMを持たないノンバンクの進出も目立ち、従来のリテール銀行各社は不公平感を強めていた。銀行間手数料はその是正を目的としたものだが、ローコストが売り物のノンバンクを中心に、顧客からの手数料の徴収に踏み切るところが増える可能性がある。