年金改革の抗議行動、全国の港湾でも展開

仏国内の商業港では、労組CGTの呼びかけにより、1月14日から16日まで、年金制度改革に反対するストが行われている。最大の貿易港であるルアーブル港では、14日から船舶の入出港ができない状態にあり、一部の船舶はアントウェルペンやロッテルダムなど近隣の港湾に向かった。マルセイユ、ナント・サンナゼール、ボルドー、ラロシェル、ダンケルク、ルーアンでも業務が混乱している。
港湾では、12月にも5日間のストが行われた。港湾の従業員らは、特殊制度ではなく、通常の年金制度の適用を受けているが、産別協約により、労働条件の過酷さを理由として、定年年齢よりも2-3年早く退職することが認められている。労組は、年金改革案の撤回を要求している。
貨物輸送部門の業界団体UNOSTRAによると、ストによりコンテナ船の荷役作業が滞り、12月にも売上高の3割以上が失われた。陸送などの物流部門の業界団体は、政府に対して危機的状況の打開を求めている。CGTは20日以降にも大手7港湾で抗議行動を予定している。