生ガキにノロウィルス汚染、一部の産地は出荷停止に

生ガキが食卓に上る機会が多い年末の季節に、国内では、生ガキの消費が原因とみられる集団型急性胃腸炎が多数発生した。12月には123件が報告されており(患者数は660人)、これは、平年の70件と比べて極めて多い。一部の産地は出荷停止措置の対象となっている。
被害は特にブルターニュ地方で大きい。モンサンミシェル周辺の湾と、ブルターニュ地方南部の一部産地が出荷停止の対象となった。一部からノロウィルスが検出されたため、予防的措置として地域全体の出荷を差し止めた。汚染の原因は明らかになっていないが、昨年末にはこの地方で降水量が例外的に多く、汚水処理場が機能不全に陥り、未処理の汚水が一部放出されたことが原因ではないかとする指摘もある。カキに蓄積されたウィルスが自然に消えるまでには、少なくとも28日間がかかるとされている。