求人から採用までの所要期間が長期化、求人難を反映

ポールアンプロワ(ハローワーク)が1月9日に発表した統計によると、ポールアンプロワを通じた求人数(無期契約又は1ヵ月を超える有期契約)は2018年に320万件を数えた。このうち、9割に当たる290万件で採用が実現した。予算不足又は需要の喪失に伴う求人取り下げは11万2000件(全体の3.5%に相当)で、これは前年の9万7000件をわずかに上回った。適切な人材が見つからなかったことを理由とする断念は15万7000件(全体の4.9%に相当)となり、前年比で7000件増加した(全体に占める割合は0.2ポイント上昇)。ポールアンプロワの推計によれば、ポールアンプロワを経由しない求人を含めて、同年には21万-35万件の求人(契約期間1ヵ月超)が、人材難を理由に断念されたと見られる(前年は20万-33万)。2018年の採用数は全体では840万に上り、企業の6割近くが求人難に直面していると回答する中ではあるが、求人失敗はさほど大きくはないことがわかる。ただ、採用が決まるまでの期間は顕著に長くなっており、採用の半数でこの期間が46日以上と、2017年に比べて8日間増えた。採用実現までの期間は、要求される資格が高いほど長くなる傾向がある。また、部門別では、建設(採用までの期間の中央値が22日増)、工業(同17日増)、農業(同13日増)で求人難が目立っている。