パリ首都圏の交通スト、昨年12月分の定期券払い戻しへ

イルドフランス・モビリテ(パリ首都圏の公共交通の統括機関)のペクレス会長は1月8日、RATP(パリ交通公団)および仏国鉄SNCFとの間で、定期「ナビゴ」の2019年12月分の完全払い戻し(75.2ユーロ)で合意したと発表した。通学定期の「イマジンR」も払い戻しの対象となる。年金制度の改革に反対して昨年12月5日から公共交通部門でストが発生し、特にパリ首都圏では麻痺状態が続いている。今月中に開設するMondedommagementNavigo.comのサイトで利用者がそれぞれ払い戻し申請を行う。イルドフランス・モビリテによると、払い戻し総額は2億ユーロに達する。RATPおよびSNCFは当初、払い戻し対象者を限定(例えばSNCFでは最低サービスが保証されなかった路線の利用者に限る)する方向で交渉していたが、ペクレス会長はストの規模と長期化を理由に、定期の保有者全員に対する全額払い戻しを主張していた。合意内容の詳細は明らかにされていないが、イルドフランス・モビリテも払い戻しにかかる費用を負担する模様。