大気中の農薬、測定結果が公表に

大気汚染監視・測定の認可団体が作る連合組織ATMOフランスはこのほど、農薬による大気汚染状況に関する計測データを公表した。ATMOフランスの加入団体は2002年より、任意で農薬による汚染状況の測定を開始。2017年までに321点の農薬を対象に176ヵ所で行った6837回の測定結果をまとめて公表した。
ルモンド紙は12月19日付で、データの中から突出した事案を報道。例えば、リール市においては、1998年に農薬としての使用が禁止されたベンゼンヘキサクロリド(殺虫剤、殺ダニ・シラミ剤としては2006年に使用禁止)が、2017年に大気1立方メートル当たり0.06ナノグラムとわずかながら検出されている。長らく使用が禁止されている物質が大気中に検出されるのは、農薬が環境中に残存し、それが気象状況に応じて大気中に放出されることを示唆しているという。