公共交通機関のストを背景にパリ市内で交通事故が急増

年金制度改革への抗議活動により、パリ市では12月5日から交通機関が麻痺状態に陥っているが、これが事故の多発を招いている。徒歩で移動する人が増えている上、自動車、電動スクーター・オートバイ、自転車、キックスケーター、電動一輪車、スケートボードなどの利用者が急増したことが原因。パリ警視庁によると、12月の市内の交通事故数は前月比で30%の増加を記録した。特に多いのが、歩行者(12月の週あたり平均負傷者は前月比9人増の35人)、自転車(前月比13人増の22人)、電動スクーター・オートバイ(前月比9人増の52人)関連の事故となっている。またパリのジョルジュ・ポンピドゥー病院の緊急外来によると、公道における転倒や、衝突事故の負傷者が増加している。電動キックスケーターの利用者の事故リスクが特に高く、負傷の程度が深刻なケースも出ている。また普段は利用していない自転車を利用する人も多く、自転車の装備が不十分な上に、交通法規もあまり知らずに出かけて事故に遭うケースも多いという。このため、医療関係者は、自転車利用者に対して、自転車の前後へのランプの装着、手袋及びヘルメットの着用、足首を保護するような靴の着用などを呼びかけている。