仏光ファイバー製造業団体、国内出荷の減少に懸念表明

光ファイバー等の製造業者の仏業界団体SYCABELが12月9日に発表した業界統計によると、7-9月期に光ファイバーの出荷実績は20%の減少を記録した。2011年7-9月期以来で最大の減少率を記録した。出荷実績は、国内の光ファイバー加入者回線網の整備加速を背景に、年頭来で大きく伸びていたが、7-9月期には一転して大幅な後退を記録した。業界団体側は、フランスにおける業界による生産投資の永続性と雇用管理に影響が及ぶ可能性があると指摘し、懸念を表明した。
フランスでは、2022年までに全国民が超高速ブロードバンドを利用可能にするとの目標の下で、光ファイバー加入者回線の地方による整備が急ピッチで進められている。そうした中で、出荷実績が急減した理由として、SYCABELでは、主に中国からの輸入の増加を挙げている。同団体によれば、7月の通関実績で、輸入品はSYCABEL加入企業による生産に対して45%にまで達しており、この数字は2017年に13%、2018年にも23%に過ぎなかったという。
SYCABELのドエール副会長(Acome社社長)は、中国製の光ファイバーの品質には重大な疑念があると言明。厳密な仕様書に従って製造されている仏メーカーの製品とは比較にならない品質の光ファイバーが用いられた地域では、耐久性や性能上の問題点や、故障の頻発などの支障が生じる恐れがあると警告している。