仔ライオンの密売、郊外地区などで流行

このところ、郊外の問題地区などで、仔ライオンなど猛獣の仔の売買が横行している。それに伴い、奇妙な事件の発生が増えている。去る9月には、ノール県アルマンティエール市で、建物上階の窓辺をクロヒョウが徘徊しているのが発見される事件があった。クロヒョウは警察により捕獲され、動物園で保護されたが、その数日後に動物園から盗難された。クロヒョウを違法に所持していた人物は逮捕されたが、動物の行方は不明で、また、この人物に動物を売却した仲介人も逮捕されていない。
郊外地区では、仔ライオンなどを飼うなどの行為がある種のブームになっているという。この種のブームは、湾岸諸国の富裕者の間でも見受けられ、フランスでは例えば、お騒がせラップ歌手のブーバが去る11月に子ライオンとの写真をアップして物議を醸したという事案も発生している。突出した事件としては、昨年の11月に、パリのシャンゼリゼで、ランボルギーニに乗った男が仔ライオンとの写真撮影を有償で観光客に提供していたところを逮捕されたというものがある。
日曜紙JDDが動物愛護協会筋の情報として報じたところによると、こうした猛獣はサーカスなどが1頭数百ユーロで売却、買った者は数千ユーロで転売するのだといい、インターネットが違法取引の主な舞台となっている。2016年頃から急増しており、盗難車や麻薬の密売に携わる者が並行して取引に乗り出しているという。