Qwantが経営難

フランス製検索エンジンを売り物にしていたQwantが経営難に陥っている。運転資金が底をついており、2000万-2500万ユーロの調達が完了しなければ事業は行き詰まるという。株主の圧力を受けて、3ヵ月前に就任したニトCEOの後任探しが始まったといい、資金調達をまとめることができるデジタル界で実績のある経営者の起用を目指しているが、適任者はまだ見つかっていないという。
Qwantには、仏政府系金融機関CDC(預金供託金庫)や独メディア大手アクセルシュプリンガーの傘下ファンドなどが出資。グーグルのようなインターネット大手のサービスに頼らない、個人情報保護重視のサービスを提供するという意気込みで開発が進められていた。ただ、創業者会長のレアンドリ氏の乱脈経営と高額報酬が報道されるに及んで、社内の空気は悪化しており、経営難が一挙に露呈した格好になっていた。同社は5日に取締役会の会合を開き、対応を協議する。